
エーゲ海・地中海・黒海に囲まれたトルコ近海では、魚がよく摂れる。日本ではトルコからのマグロ輸入がさかんなことは有名。
肉料理ばかりもそろそろ飽きたな、という夜に、是非シーフード専門レストランで新鮮な魚を試したい。肉料理と比べる値段は高め。
スズキ、アジ、タラ、イワシ、マス、サバ、エビ、イカ...etc など種類は豊富だが、調理法は日本ほど複雑でなく、「グリル」か「フライ」か、前菜に「マリネ」か、ぐらいなので、メニューを指差し適当オーダーしたところで、大きな失敗はないはず。メニューを見ても何がなんだかわからなかったら、ウェイターに頼んで実際の魚を見せてもらうといい。
グリルにおすすめの魚がこれ、Çupra(チュプラ)。シーフード専門レストランに行くとだいたいあるポピュラーな白身魚で、日本の鯛によく似ている。くせがなくさっぱり淡白なので、シンプルに塩焼きがおいしい。値段は普通のシーフード専門レストランならば15TL(1TL=約55円)前後。
どだい魚料理でもやはりここはトルコ。例外に漏れず山盛りのエキメッキ(パン)が添えらる。”ここに白いご飯と醤油があれば…”なんて思ってはいけない。あくまで「魚」と「パン」と「ラク(トルコのお酒)」で、本場のトルコ風シーフードディナーをお楽しみあれ。